安佐医師会について

会長挨拶

安佐医師会は、広島市8区のなかの安佐南区と安佐北区の2区(人口約39万人)で活動している会員数約660名の地区医師会であり、地域に密着した開かれた医師会を目指しています。

現在、喫緊の問題として新型コロナウイルス感染症対策があります。安佐医師会は広島市医師会、安芸地区医師会と連携して新型コロナウイルス感染症合同対策会議を令和2年2月に立ち上げ、情報収集や感染対策の検討を行い、更に4月28日からは広島市、安佐市民病院の協力を得て安佐地区に新たなPCR検査体制を構築する事ができました。全世界レベルでワクチンや治療薬の開発が進められているところですが、今後も第2波3波が来るものと想定し、県、市、周辺医師会と共にその対策に引き続き積極的に取り組んで行かなければいけないと考えています。

次に、2022年の広島市立安佐市民病院の移転に伴い、跡地に整備する安佐医師会病院の設置運営やその他の複合施設の移転開設について取り組んでいます。複合施設とは、“安佐准看護学院”、“可部夜間急病センター”、“地域包括ケアの拠点”、“安佐医師会訪問看護ステーション”更には“地域開放スペース”などで、これらを有機的に機能させ、行政や地域の各種団体と連携して医療と介護に対して切れ目のない地域包括ケアシステムを構築したいと考えています。ただ、旧市内に近く人口が増加している若い世代が多い安佐南区と中山間地域を多く抱え高齢化や人口減少が進んでいる安佐北区では、その地域特性に大きな違いがある為きめ細やかな対応が必要です。安佐医師会には安佐南区医師会と安佐北区医師会があり各々が実情に対応する独自の活動をしていますので、今後も両区医師会を通して地域の皆様の意見や要望を聞きながら安心かつ充分な医療介護体制が取れるよう努力したいと考えています。

安佐医師会は「開かれた医師会、会員のための医師会、そして住民のための医師会」を旗標に今後も活動を続けてまいりますので、皆様のご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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